安済知佳のASMR・ボイスドラマ出演作3選【随時更新】

2022年10月16日日曜日

まとめ 声優

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『リコリス・リコイル』の大ヒットによって、さらに知名度が増した安済知佳さん(@Anchika_manager)。

代表作は『響け!ユーフォニアム』『リコリス・リコイル』『クズの本懐』など。話題作での主演数も多い一方で、知名度の面では一歩劣る印象がありましたが、錦木千束というハマり役を得たことで今後ますます活躍の場が広がるでしょう。


声質は「○○に似ている」と同世代の声優に比較されることが多いですが、特徴的なのは高音時の延びるような響きとブレス。これまでの出演作でも感じ取れた部分ではありますが、千束はこの特徴を顕著に活かした演技でした。


しばらくASMR作品への出演は「おしごとねいろ」とDLsiteの無料シリーズのみだけでしたが、一気に出演作が増えてきています。演技力の高さはもちろんのこと、ASMR的に注目したいのは「鼻呼吸」。鼻で息を吸っているであろう呼吸音が響き、物理的な近さを感じさせてくれます。同人声優を含めても、この呼吸音は安済知佳さん特有だと思います。


それでは、独断と偏見による、ASMR・ボイスドラマのランキングをご紹介していきます。


1位 VTuberに転声してみた~安済知佳→恋ヶ窪れんげ~


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通常価格 1,980円

販売日 2023年2月28日

サークル kotoneiro

シナリオ 氷川ミツヒデ

イラスト 姫咲ゆずる


kotoneiroの新シリーズ「VTuberに転声してみた」の第3弾で、本作では安済知佳さんが架空のVTuber、恋ヶ窪れんげに扮します。


「極度の恋愛体質のため、人と会わないよう通信制高校に通う女子高生」という「それなんてエロゲ?」設定なのですが、安済知佳さんの演技力が凄まじく、絶妙な素人感を醸し出すことで本物の配信と錯覚させるクオリティとなっています。


また「kotoneiro」には特殊音声に重きを置く悪癖がありますが(『おしごとねいろ~養護教師編~』のバスケ音がその典型)、本作は配信ネタとしてシャンプーやマッサージを行う流れが自然で、その点も高評価です。


前半トラックのオドオド感は、懐かしの『棺姫のチャイカ』を彷彿とさせますが、きちんとオリジナルキャラの恋ヶ窪れんげが成立しているのが素晴らしい。


中盤のトラック4「好き…嫌い…好き…嫌い…?」から完全に沼らせに来ており、好みが分かれるかもしれませんが、全体的に睡眠導入に重きを置いている作品となっているので安眠指数は高めです。


2位 おしごとねいろ~放送委員編~

通常価格 1,980円

販売日 2022年5月24日

サークル kotoneiro

シナリオ 氷川ミツヒデ

イラスト 月神るな


本作で安済知佳さんが演じるのは、とある高校に通う放送委員の女の子。終始楽しげで、話し方のリズム感や声の音域が「千束っぽい」ため、『リコリコ』から安済知佳さんにハマった方にこそおすすめできる作品。if設定のドラマCDと言って通じるかも。


『リコリコ』の放送前にも関わらずこの配役を実現したのは、「おしごとねいろ」シリーズらしからぬ名ディレクションといえるでしょう。


また、これまでの「おしごとねいろ」シリーズでは、安眠に向いているとは言えない演技を行う作品が散見されましたが、本作はASMR配信の準備をするという設定上、声を張る演技もほとんどなく、安心して聴いていられるのも評価したい部分です。


内容もタッピングや環境音など原点回帰したかのような音声が多く、それを楽しげに行う安済知佳さんの声がよく馴染みます。耳かき音声もこれまでのシリーズとくらべてもかなり長めで、視聴者のニーズを捉えてきた印象を受けます。


演技面も安済知佳さんの上手さがとても際立っており、キャラクター感とリアル感が絶妙な塩梅です。また本作で注目したいのが、鼻息です。すぅっと鼻から息を吸い込む音が響き、密接な距離感を実感させます。安済知佳さんの癖なのか、ディレクションなのかはわかりませんが、良い「ASMR」のひとつとなっています。


おすすめのパートは「学校環境音ASMR」。非常に短いパートですが、導入の台詞と合わさって濃厚なノスタルジーを感じられます。安済知佳さんのブレスと部活の喧騒だけが響く時間は、放課後の薄暗くなった教室で二人だけで過ごすような感覚に浸れるはず。


3位 モフられのお稲荷様 時雨編

通常価格 無料

販売日 2021年9月24日

サークル DLsite

シナリオ 今生康宏

イラスト はちろく


DLsiteの無料公開シリーズで、安済知佳さんはお稲荷様の京都弁はんなりお姉さんを演じています。安済知佳さんはクールまたは快活な美少女を演じる印象が強いので、比較的珍しい役どころではないでしょうか。


脚本面は、正直「これなら同人声優を起用して18禁でやれ」と感じるほど、フェチズムが強い作品です。また、ASMRというよりもボイスドラマの要素が強く、全体的に「帯に短し襷に長し」な印象が拭えません。


「安済知佳さんにドSに責められたい」「安済知佳さんがくすぐりで悶える様子を聴きたい」という紳士にはオススメできますが、安眠目的では微妙な作品です。


なお、「時雨編」というタイトルからもわかるように、本作は安野希世乃さんの「モフられのお稲荷様 五十鈴編」の続編に位置づけられています。exトラックでは安野希世乃さんも出演しており、右耳は五十鈴(安野希世乃さん)、左耳は時雨(安済知佳さん)に責められる紳士御用達のパートが収録されています。


まとめ

安済知佳さんといえば抜群の演技力で、『荒ぶる季節の乙女どもよ。』でのミステリアスな圧倒的美少女や、『棺のチャイカ』の独特な口調の純粋無垢少女など、出演作を眺めるだけで演じたキャラ幅の広さがわかります。


ASMR作品への出演初期から、その演技はすでにASMRの肝を押さえているように感じられ、今後のASMR界での活躍にも期待が膨らむばかりです。

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